火災保険とセットの家財保険。コレがないと生活は取り戻せない!

そもそも火災保険って何?正しく理解するには?

火災保険は安心保障のスタートライン。しっかり調べて完璧をめざそう!

家財保険の大切さを知らない人が大半

「火災保険は知っているけれど、家財保険の詳しい内容までは知らない」、「火災保険に加入し家財保険も契約しているけれど、ソレが何か問題なの?」、「そもそも家財保険なんて知らない、ソレって何?」。誰に聞いてみても、答えはこの程度のもので、反応も個々それぞれです。

家財保険は火災保険に付帯して言われるがまま加入契約してしまうことが多いため、大半の人がその必要性さえ感じていません。しかし一度火災が発生してしまうと、間違えなく損害をこうむるのが家財です。

家財保険で保障されるもの(一例)

  • パソコン・プリンタ、周辺機器
  • 冷蔵庫
  • 洗濯機・洗濯乾燥機
  • テレビ・DVDデッキなどの電化製品
  • ベッド・洋服ダンスなどの家具・寝具
  • 洋服、バッグ、靴
  • 貴金属、宝飾品
  • DIY関連、大工道具

そもそも家財保険って必要?という人へ

家財とは日々生活を送るのに欠かすことができない道具の一式を総称するものです。火災が発生すれば放水、黒煙やスス、二酸化炭素などの影響で、ほとんどの家財道具が影響を受けます。おそらく修理に出すというレベルではなく、新たに買い替えなければならない状況におかれます。

しかも家族の人数が増えると家財道具も当然のように増えていきます。ネット上には世帯の年齢別・家族構成別に、所有する家財を金額に換算した数字が公表されています。

それによると30代前半から後半にかけての夫婦ふたり暮らしの場合で約780万円、18才未満の子どもが1人増えるごとに約100万円の家財費用が増えていくといった試算表が公表されています。火災で丸裸になってしまえば、その家族のアイデンティティも暮らしも失うことになります。

火災保険の中の一部を補うのが家財保険

家財保険は、火災保険に加入する際にセットですすめられることが多く、昔から並列で取り扱われることが多かった保険商品。そのため内容も保障範囲も確認せずに加入している人がほとんどです。

しかし実際に被害にあってみると、「建物も大事だが、家財はそれと同じくらい大事」と痛感させられます。軽く考えられないのが家財であり家財保険です。ではその家財保険の保障内容はどのようなものかというと、火災保険と同じ項目が並びます。

家財保険の主な補償内容

  • 火災、落雷、破裂・爆発
  • 風災、雹災、雪災
  • 水濡れ
  • 盗難
  • 水災
  • 破損、汚損

実は火災保険には下記のような保険項目(商品)があり、その中で「家財のみを補償する保険」が家財保険と呼ばれています。

  • 建物のみを補償する保険
  • 家財のみを補償する保険
  • 建物と家財の両方を補償する保険
  • 営業用の什器や備品を補償する保険

※家財保険には「特約」をプラスすることもできます。その代表的なものが「日常生活賠償特約」、「借家人賠償特約」です。保険会社ごとに特約の名称や保障内容が異なりますので契約時には細部まで確認しましょう。