自分にとって間違いのない火災保険を選ぶ手順と内容の確認とは

そもそも火災保険って何?正しく理解するには?

火災保険は安心保障のスタートライン。しっかり調べて完璧をめざそう!

火災保険を実際に決めていくときの手順

火災保険の大切さや、火災保険と家財保険がセットで商品になっていることの理由はご理解いただけたかもしれませんが、では実際に家財保険を選ぶとき、どのような考え方や手順ですすめていけば良いのか、それも知っておく必要があります。

復習を兼ねて、これまでのお話と多少シンクロするところもありますが、順を追って説明していきたいと思います。

居住している家の形態を確認する。

家財保険を知らない人でも家の形態ならスグにわかるでしょう。持ち家か賃貸かを把握します。次に火災保険・家財保険には加入しているかをチェックしておきましょう。未加入なら保険商品の確認、加入済みなら保険商品の内容を確認します。

保険の保障の対象を決める。

火災保険の対象を決めましょう。家財保険にまだ加入していなかったら、家財を対象に~。その他、落雷や爆発、風災、雪災、水災、盗難などいろいろあります。

建物の構造級別を確かめる。

火災保険は木造住宅か、耐火構造は組み込まれているか、軽量鉄骨・鉄筋鉄骨構造かなどです。燃えにくいか、延焼しやすいかなど、建物の構造によって保険料が変わります。築年数の古い民家などは火災保険料が高くなります。

補償範囲をどこまでにするか決める。

火災保険の補償内容などを理解できたら、どこまで保障してもらうかを最終的に決めて、火災保険料の総額を算出してもらいます。必要な補償に絞り込んでスリムにするのと同時に、「特約」などで手厚くすべき箇所を再考します。

地震保険を追加するか決める。

地震保険は、火災保険の範囲では補償されない“地震や噴火、津波”が原因でこうむる災害について補償するものです。異常気象による水害などとあわせて検討する人が増えています。

火災保険の保険期間は1年契約~最長10年契約まで各種あります。保険会社によって異なりますが、長期になるほど保険料の割引などがあり、お得になります。

家財保険にプラスできる「特約」とは

火災保険で一緒に検討することが多い家財保険には、「特約」をプラスすることもできます。その代表的なものが「日常生活賠償特約」、「借家人賠償特約」です。保険会社ごとに特約の名称は異なりますが、日常生活賠償特約は、日常生活において他人の器物を破損させてしまったり、他人にケガをさせてしまったりした際の損害賠償責任を補償するもの。

借家人賠償特約は、賃貸住宅に住んでいる人に必須の特約で、賃貸した部屋で予測不能な突発的な事故等が起きた場合に、大家への損害賠償責任を負わされたときの損害賠償金補償です。保険商品によって補償範囲が違いますので、特約をつけるときは十分にご確認ください。